|
||
Q:中国に所在する外商投資企業が中国のA株に投資できますか?
A:中国のA株は原則的に中国の国内機構、組織、個人(香港・台湾・マカオを除く)向けの人民元で取引する株です。そのため、中国に所在する一般的な事業性の外商投資企業が直接A株に投資することはできません。投資信託(ファンド)を購入する形での投資は出来ます。但し、投資性公司として設立を認可されている企業が戦略投資者としてA株に投資することは可能です。尚、投資性公司のA株投資に当っては、以下の留意点があります。 1.条件:投資者あるいはその親会社が国外に総額1億米ドル以上の資産を有するか、又は5億米ドル以上の資産を管理している 2.制限:取得したA株は、取得後3年以内は譲渡できない 3.手続:商務部と証券監督管理委員会の認可が必要 4.方式:譲渡及び第三者割当増資(定向発行新股) 最近の事例: 2007年6月15日、マイクロソフト(中国)が、第三者割当増資(定向発行新股)方式で「四川長虹」の株式1500万株を購入し、その戦略投資者となった。 尚、中国では、人民元で取引する A株の外、主に外国の投資者向けの米ドルや香港ドルで取引するB株があります。 主に一般の外商投資企業、投資性公司、外国人、外国の企業、外国にいる中国人などがB株に投資することは可能です。 |
||