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                                                                                                                  太湖でアオコ異常繁殖、無錫市民に影響 
                                                                                                                  太湖でアオコ異常繁殖、無錫市民に影響 

                                                                                                                  2007年5月29日、太湖で大規模的にアオコが発生し、市民の飲用水にも直接的な影響がでた。あまりにも広範囲にアオコが発生したので、除去作業が追いつかない状態である。太湖は無錫唯一の飲用水の供給源である。29日、30日には市民の飲用水にまで影響をきたし、2日間ほどミネラルウォーターショックが起こった。

                                                                                                                  20070830103844.JPG 20070830103844_1.JPG
                                                                                                                             
                                                                                                                  スーパーにミネラルウォーターを買占めに来る市民(出所:人民図片ネット)

                                                                                                                  太湖でアオコが発生したのは今回が初めてではない。高温が続き、降水量が少なくなると太湖の水位が下がり、アオコが発生しやすくなるのである。また生活用水や工業農業用水により水質が汚染され、汚染水の発酵により更にアオコ繁殖が促進されたのである。蛇口をひねると、下水道のような猛烈な悪臭がただよい、飲料水とするどころか、洗顔、洗濯水にするのですら無理がある。

                                                                                                                  江蘇省緑保生体生物研究所の王所長はアオコの異常発生は酸性雨が一因とみている。2007年7月10日、江蘇省環境保護庁が発表した「2006年江蘇省環境状況公報」の中で、2006年までの江蘇省内の酸性雨発生率が3年連続で増加していることが明らかになった。

                                                                                                                  酸性雨、水質汚染、太湖のアオコ繁殖は人類が環境を無視し、経済発展ばかりに目を向けていることに対しての警報である。「江南水郷」と呼ばれてきた太湖の風景、かつて多くの詩人がその美しい景色を見て感動し、名句を残した太湖だが、今は飲料水さえ問題となっている。環境保護はもはやただのスローガンではなく、一人一人が実行すべき段階となった。


                                                                                                                   
                                                                                                                  CMSならドリーマASP