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http://wedge.ismedia.jp/articles/-/6451
今回は配車サービスのuberについて考えてみました。 私は個人としては上海において大変重宝しております。 今のところ、便利、安い、綺麗、良いサービスという事でいうことありません。 通勤で1人乗りの運転手がついでに同じ方向の人を乗せて行くという発想は社会全体としてエコな発想でもあります。 一方世界ではuberの安全性と合法性の問題が問われています。 上海で使う限り、安全性に問題は一度も感じた事はありません。ただ、実際に登録している車と違う車を使っている事例がありました。 事前に運転手から都合で登録と違う車だけど良いかとの確認の電話がありましたのでこちらは承知で乗りましたが、これができるなら登録の以外の運転手が来る事もあり得るかもしれないと思いました。 発注時に運転手の顔写真も出るにでその時は乗車拒否したほうが良いかもしれません。合法性からいえば、中国においては理論的にはほぼ黒ではないかと思っております。 本文にも書きましたが、それでも許容しているところが中国らしいところです。 インドでuber の運転手が客の女性を強姦した事件が発生したようですが、途上国では正規のタクシーであっても同様の問題は発生しているようです。 運転手によると、客は運転手に対する客の一つ星から五つ星の五段階評価で信頼できる運転手かどうか判断できると言ってますが、評価の良い運転手が問題を起こす事もあり得ると思います。 元々自己責任原則が浸透している米国生まれのサービスですので所詮最後は自己責任という事なのかもしれません。 合法性の問題は、世界のタクシー業法ぶつかる可能性があるので各国の法律のその運用次第と言えると思います。 日本の場合はハイヤー会社を通してますので、完全合法でセキュリティー面も問題ないと思いますが、利用者の利便性は格段に劣る結果となっています。 私が本件について最も興味を持っているには企業のコンプライアンス経営についての日米の認識の違いです。 日本企業であったら、各国の法律のに抵触する恐れのあるビジネスがここまで許容されるでしょうか。 まだ上場していませんが、以下に記事にあります通り、2年以内の上場を目指し、全世界に売り上げもすでに20億ドル程度になっている模様です。 http://thebridge.jp/2015/08/uber-seen-reaching-10-8-billion-in-bookings-in-2015-fundraising-presentation-pickupnews コンプライアンス経営は当然のことですが、その境は実際どこに置くべきなのか、思考を停止させない事が先ずは必要かもしれません。 そうでないと、グローバルなビジネスにおいては、成長領域を最初から放棄することになってしまうかもしれません。 |
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